私はずっと不動産の仕事、特に先祖代々その土地を守ってきた方が、これからもその土地をしっかり未来へ継なぐためのサポートをする仕事をしてきました。
20年以上、地主さんとお会いして色々なお話し伺い、この町があるのは昔から畑や田んぼをやって土地を育てて守ってきた方がいて、それを自分の子供や孫に良い形でバトンと渡していきたいと思ってる方がたくさんいる事を知りました。
でも、時代は変わり、昔の様なやり方では土地を守れないし、ともすれば家族の仲が悪くなってしまう…
でも、どうしたら良いか?どこに相談すれば良いんだろうか?
そんなお悩みがある方のお役に立ちたいと思って、相続コンサルタントと言う仕事をやる事にしました。
相続のお悩みは『問題』と『課題』に別れ、それぞれでお手伝いするパートナーは変わります。
問題は、今抱えているネガティブな状況や障害を表し、その解決が必要です。
課題は、未来に向けた目標や挑戦であり、達成することで価値が生まれるポジティブな取り組みです。
簡単に言うと、「問題」は現在のマイナス要因を取り除くために解決すべきもので、「課題」は未来に向けてプラスの成果を得るために取り組むべきことです。
相続コンサルタントは長期的な課題の可視化とその課題解決についての業務を行う事が1番の役割です。最終的には各専門家と協業し問題解決までの道のりをサポートしながら支援をすることが役割となります。
具体的には個別相談からの課題を確定し、家族会議の支援などで笑顔で相談ができる様にロードマップを描き、それを実行していくサポートを行います。
先祖代々から守ってきた土地、ご両親が大切にしてきたご実家、守るべき不動産があり、守りたいと思う気持ちがある。
そんな方々のお役に立てるのが相続コンサルタントです。
新入社員の時に聞いて、今でも頭に残っている言葉です。
『土地は売らずに育てましょう』
この記事を書いた人

村上 寛紀
1997年4月にスターツ株式会社に入社。
約10年間資産家の土地有効活用事業提案営業に従事。
その後、愛知県に異動し豊田市にて土地活用事業の立上げ業務を行う。2023年株式会社Prop-upを設立、代表取締役に就任。不動産相続コンサルタントとして、不動産を保有する方の相続対策のサポートを手掛けている。