高校生からずっとラグビーをやってました。

産まれたときから体が大きかったので、それを活かせるラグビーというスポーツが楽しくて楽しくて、結局40歳近くまでプレーヤーとして頑張っていました。

私のポジションはプロップ(PR)、背番号は1番と3番ですが、ずっと3番でした。スクラムを一番前で組む役割で3番は相手の二つの頭の挟まれるので、相手との力を直接感じることのできる場所です。

そして、常にボールのあるところにいき、いかにして自分のチームに良いボールを出すことができるか、相手との味方の塊の中で頑張る、いわば縁の下の力持ちポジションです。

私はこの感覚がとても好きでした。

ラグビーは15人でやるスポーツです。今はだいぶ変わりましたが、私が始めた頃は1番から8番がFW、とにかく体が大きくて頑丈なやつ、9番から15番がBK、足が速くて器用なやつ、大きくこんな感じでした。

私が特にラグビーが好きなの理由がこれなんです。

足が遅くても体が大きければ、その役割があり、体は小さくてもすばしっこければ、その役割がある。15人が自分の持っているものをそれぞれ出して、15人でトライを取りに行く、誰もが自分の長所を活かしてチームが一つになる。

ここが長く楽しくラグビーをやってきた大きな理由かなと思います。

実際に、強いチームはバランスが取れているチームでした。

すごい足の速いプレーヤーがいても、スクラムから安定したボールが出なければトライにつながらないし、どれだけ力が強いメンバーがいても、そこをサポートできる人間がいないと勝てない。

だからそれぞれが自分の役割をしっかりと認識し、できる様に日々努力をしている、そんなチームが一番強いチームと思っています。

いま、私は相続コンサルタントとして仕事をしています。

この仕事がとても好きなのは、やっていたラグビーの感覚と同じだからかもしれません。

相続とは良い形で次世代へ資産をつなげていく事です。

資産にはお金もあれば家もあれば絵画や宝石など、色々なものがあります。

また、持っている方の状況や受け取る方の状況も、時間によって変化します。

そして、世の中の法律や経済状況も変化します。

色々なものを様々な変化の中で、いかに良い形でつないでいくか。

私の仕事は、良い形を作るためのお手伝いをすることです。

ただ、私一人では到底、お客様の良い形を実現することはできません。

税金については税理士、遺言や登記については司法書士、法律については弁護士・・・

保険や不動産についても専門家の力が必要です。

私は相続コンサルタントの役割として、如何にして良い相続というトライをとるために専門家の方へ良い形でボールを出せるか?考とえています。

相続が起きる前に、相続対策として見えない課題ややるべきことを可視化し、目指すべき目標に向かってロードマップを作り、その実行を推進する仕事です。

幸せな相続をトライに例えるならば、私は縁の下の力持ちのプロップとして、専門家の方へ良いボールを出すことが大きな役割です。

スクラムが安定していないと、どんなにすごいバックスがいても試合には勝てない。

安定した場所から、良いボールを出してトライをする。

仕事でも良いトライがとれるように、自分が重要な役割を担っていると思い、頑張ります!

この記事を書いた人

村上 寛紀

村上 寛紀

1997年4月にスターツ株式会社に入社。
約10年間資産家の土地有効活用事業提案営業に従事。
その後、愛知県に異動し豊田市にて土地活用事業の立上げ業務を行う。2023年株式会社Prop-upを設立、代表取締役に就任。不動産相続コンサルタントとして、不動産を保有する方の相続対策のサポートを手掛けている。